ゾンビタロット占い師 TAZN

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世界とのつながりを保つために、自分が日常の中でできることには、どんなことがあるでしょうか?

f:id:tazn246:20161105134405j:plain:left 自分にとってリアリティーのある世界がはるか遠い。
自分は世界からこぼれ落ちまいと、必死になっているが・・・というご相談です。

ご相談

前回“日本という国に馴染めていない”という相談をした32歳清掃員男性です。
zombietarot.hatenablog.com

“日常をサバイバルするため”にお訊きしたいことがあります。

世界。という言葉があります。
世界というのは言葉であるだけではなくて、確かに存在します。
毎朝5時起きてBSを点けると必ずワールドニュースと呼ばれる様々な“世界"のニュースが、NHKを点けると、おはよう日本と言う日本と呼ばれる“世界”のニュースが放送されています。

ところが、自分にとってこれらの“世界”は何の意味も持ちません。
バイバルすべき日常のかすかなノイズでしかありません。
それらの世界的な放送はテレビを消せばあっけなく消えて、何も残りません。

自分にとっての“世界”とは何か。
あるにはあるのです。
リアリティーを持って自分の目の前に現れ、自分を連綿と続くサバイバルすべき日常から連れ出してくれる、“世界”なるものは。

そろそろ相談に入ります。

世界とのつながりを保つために、自分が日常の中でできることには、どんなことがあるでしょうか?ということです。

自分にとっての“世界”とは・・・ということを説明しなければ、この持ちかけた相談の内容ですら曖昧になってしまうのですが、自分にとって世界は男性の姿をしていることが多いです。
多いです、というより、今の所男性でしかありえません。
例えばをあげるのが難しいのですが、自分にとって現実味を持っていて、力強くて、連綿と続く日常から逸脱して美しかったり、たくましかったりするのは、圧倒的に男性です。
創る男。戦う男。生きる男。考える男。美しい男。

今、世界ははるか遠くです。
世界は、まるで自分なんて最初から存在しなかったかのように、時間を刻み、恐らくは彼らの時間、彼らの日常をサバイバルしています。

自分は世界からこぼれ落ちまいと、必死になって日記を書き、音楽を作り、絵を描き、世界のに姿を作り、日常に穴を穿ち続けます。
しかし、それは世界の似姿でしかなく、自分のにとって必ずしも新鮮な、突破力のある世界ではあり得ることができません。

世界。自分は彼らのことを愛して止みません。

彼らのことをそもそも、“世界”と呼ぶことに若干以上のファンタジーが含まれていることも分かっているのですが、それ以上に包容力のあるものとして、適切な言葉が自分には見つけることができません。

何かわかることはあるでしょうか?

東京都在住32歳清掃員男性。

ゾンビタロットの占い結果

世界とのつながりを保つために、自分が日常の中でできることには、どんなことがあるでしょうか?

突破力があるのはナイト

これは非常に美しい質問だと感じました。
世界とは日常を突破して逸脱する、美しくたくましい男性たちである。
ご自身でもそのような突破力を身につけることを望まれているのかと思います。

タロットカードには、4種類の人物カードというものがあります。
ペイジ、ナイト、クイーン、キングの4人です。
これらは4つの人間の成長段階を表しています。

この中で突破力があるのは、ナイトです。青年のカードです。
状況を自らの行動と態度で書き換え、世の中に影響を与えるパワーを持っています。
非常に積極的・能動的であって、日常を逸脱するために動いて行きます。

受け身なのはペイジ

その下の段階にペイジというカードがあります。子供のカードです。
ペイジはナイトより受け身で、周りで起こることから強い影響を受け取ります。
そしてナイトのような突破力を身につけるため、色々なことを「練習」します。
でもまだ世の中に対しての実行力はありません。

32歳清掃員さんの今の感覚は、このペイジからナイトに対しての視点であるのかもしれません。
バイバルしていくパワーを得るため、様々な模索をしている段階なのです。

さて、ここから下が実際にカードを引いての占い結果になります。

責任をあらわすカード

3枚のカードを引いています。
一番左のカードは、ゾンビを一掃するため、ある街にミサイルを落とす絵です。
このミサイルの発射ボタンに手をかける者は、大きな力を持つと同時に、大きな責任を持つことになります。

このカードが逆さまに出ている。
力も、それに伴う責任も、遠ざけたい、という欲求があるのかもしれません。

32歳清掃員さんは今まで自分の活動に、どのような責任を持って来たでしょうか?
おそらく、そんなに責任を持たなくてよいことを選んでやってきたのかもしれません。

責任を持たなくてよい、というのは、いろいろなことに手を出しても問題がないということです。
自分に何ができるのか、あれこれ試してみるのには良い環境です。

しかしこのカードは、責任のない所に力は宿らない、と告げます。
日常を突破していくための力を手にするためには、どこかで何らかの責任を引き受けなければならないのでしょう。

人々の心に火をつける人物

真ん中のカードは、先ほどお話したナイトの中の一人、ワンドのナイトです。
このナイトは燃え上がるような情熱を発揮することで、世の中に影響を与えて行く人物像です。

彼は特に形のあるものを残しません。
ただ何かのアイデアを思いついたり、気持ちを盛り上げて行くことで価値を作り出して行きます。
人々の心に火をつける役割を持ちます。

あなたは日常をサバイバルしていくため、このような人物になる必要があります。
または、身の回りにいるこのような人物が助けになってくれる、ということでもあります。

状況を甘んじて受け入れる少年のところへナイトが

右のカードは、実験室で少年が研究材料として閉じ込められている絵です。
この少年は、先ほど説明したペイジのように、自分から物事に働きかけて行く力がまだありません。
自分の状況を甘んじて受け入れています。

一人でいられる静かな時間に、次のようなエクササイズを試してみてください。

これらのカードを良く見て、絵柄を覚えます。
目をつぶってもその絵を思い浮かべられるように。
そして頭の中でイメージを作ってください。

実験室に閉じ込められている少年が、あなたです。
そこにワンドのナイトが馬に乗って、あなたを助けにやってきます。

ワンドのナイトはあなたを馬に乗せて走って行きます。

そして洞窟の入り口にたどり着きます。
ナイトは洞窟の奥へあなたを連れて行きます。

深く深く洞窟に潜って行ったその先に、あなたを待っているものはなんでしょうか?

なんらかの助言をくれる別の人物かもしれません。
少年に、力とそれに伴う責任を与える、スイッチかもしれません。

なんであれ、そこで得たものを持って、また地上まで戻ってきてください。
それから目を開きます。

あなたが必要とするとき、ワンドのナイトはすぐ側にいてくれます。

32歳清掃員さんが今まで試みて来たいろいろな活動はもうじき、何らかの実りをつけることになるでしょう。


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