「吊られた男」THE HANGED MAN ゾンビタロットアドヴェントカレンダー
視点の逆転
ゾンビの群れに直接戦いを挑んでも勝ち目がないと、空中で逆さ吊りになり上から攻撃をする男。
まさに「逆転の発想」、そんな戦略を思いつく彼はなかなかのアイデアマンです。
また逆さ吊りになっていることから、いつもとは違う目線で世の中を見ることもできます。
平常時には得られない、斬新な発見をしているかもしれません。
逆さまから世界を見て、新しい気づきがある
イニシエーション
彼のしていることはバンジージャンプに似ています。
この行為はもともと成人の通過儀礼でした。
大人になるための義務を受け入れる。
このカードはイニシエーション、成人儀式に取り組む態度も意味しています。
バヌアツ共和国ペンテコスト島の通過儀式「ナゴール」
自己犠牲
彼の左腕には傷があり、ゾンビに噛まれた跡にも見えます。
自分の先行きをわかっていたため、このような危険行為に及んだのかもしれません。
ただゾンビになるよりも周りの人を助けるために自ら犠牲になる。
涼しい顔で自分を省みず、勇敢な行動を取れる人物です。
ゾンビに噛まれたような傷
注目と好感度
空中でおとりになっているため、彼はゾンビの視点を一身に集めています。
ビルからは女性たちハラハラしながら見守っています。
おそらく彼はこの女性たちを助けるため、自ら逆さ吊りになったのではないでしょうか。
派手なアクションが彼女たちの注目を集め、「自分のことは後回し」な態度が彼の好感度を上げています。
ゾンビタロットの吊られた男は「自己犠牲によるモテ」を意味するカードでもあります。
女性たちは彼に注目