「ワンドの7」ゾンビタロットアドヴェントカレンダー
自分の食料の上をまたぎ、それを奪おうとする者と戦うおじさんゾンビ。
「この獲物は誰にも渡すものか!」と強い抵抗の姿勢を見せます。
ワンドの7はこの食料自体にこだわりがあるというより、「それを所有する自分の権利」に対して執着があります。
ワンドの7
権利や権力の主張
ワンドの6で得た承認も、ワンドの7は「あたりまえ」のものとして捉えます。
6では人からの評価を気にしていていろいろやってきましたが、チヤホヤされた結果、7で「俺はスゴイ」という意識が肥大し、人からどう見られようが自分のことを偉い人間だと考えるようになります。
自分は偉い、偉い人として扱え
誰がなんと言おうと自分は偉い、だから偉い人として扱え。
それがワンドの7の主張です。
人より一段高い位置にいなければ我慢できません。
そのため自分の権力や権利を主張するためのエネルギーがどんどん湧いてきます。
所有権や利権、独占権、誰かに命令する権力や権限が自分にはあるぞ!
俺の立場を無視するな!と徹底的にアピールしていきます。
境界線を作り防衛する
周りと自分との間に境界線を作り、「この線から入ってくるな!」という縄張り意識が強くなります。
この線を超えてくるような越権行為を認めません。
防衛線を守るための攻撃をするのですが、単に「攻めてくる相手がいなくなれば反撃の手を緩める」ということではありません。
相手と自分とがバランス良く落ち着くのが望みなのではなく、常に相手との間にギャップや落差があって自分の方が優れている状態を欲します。
能動的守備をするための戦い
越境者がいなければわざわざ新しいテリトリーを作りに行き、勝手に相手を越境者にさせ、自分優位の立場をいくらでも作ろうとします。
相手との落差があってそこに自分の主張をガーっと突っ込んでいけなくなると、ワンドの7のエネルギーは消えてしまうのです。
ですから常に越境者が存在するように振る舞い、それに対しての防衛戦を繰り広げていきます。
自分から防衛戦ができる状況を仕掛けていくのです。
それによってどんどんエネルギーを生み出すことができます。
相手との落差を作ることで上下のエネルギーの流れが生まれる
権利、権力といったものにこだわるのは、相手と自分との間に「落差」を作り出すためです。
上下関係を作ることで、上に昇ったり下に落ちていったり、上下運動をするエネルギーが生まれる。
この上下に動くの運動の力こそがワンドの7のエネルギーです。