ゾンビタロット占い師 TAZN

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失言の多い恋人に疲れてしまいます。

ゾンビタロットでの占いサンプルです。

ご相談

失言の多い恋人に疲れてしまいます。

以前からうっかり人の気に障ること、
人が悲しむことを言ってしまうことの多い相手で、
本人も私も笑って済ませられるうちに
「やめてほしい」と伝え、
やめてくれればいいのですが、
なかなかうまくいきません。

イヤな気持ちになるから
もう言わないでほしいと言ったことを、
頭では理解しているようだし、
納得してもう言わないと謝ってくれるのですが、
しばらくすると気が抜けるのか、
つい口にしてしまうようです。

私はそういうことがあるたびに深く傷つくし
また仲良くできていても
似たようなことが起きて
怒ったり泣いたりすることが
苦痛というか怖い気持ちにすらなっていて、
「もう二度と言わない」「絶対にしない」という謝罪も
何度も聞いているので頭から信用できず、
安心して一緒にいることができません。

喋ることが苦手であったり、
人を茶化すような、
怒らせるような「冗談」を言うことが、
相手にとってある種のコミュニケーション方法
なのかもしれないとわかっているのですが、
今はくたびれてしまっていて、心がついていけません。

占い結果

ゾンビタロットのカード

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メッセージ

あなたのおっしゃる様に、
こういった攻撃性のある冗談を言うことは
お相手の方に取って
コミュニケーションの手段なのですね。
その方自身にもあなたにも
これをコントロールするということは
できないのではないかと思います。

その方にとってこの手の冗談は
ある種の緊急性を伴った発言なのです。
冗談というのは
あるシチュエーションの中、
タイミング良く発することで
効果を発揮します。
「今、言わなければいつ言う!」と
思ってする発言に
フィルターをかけることは
なかなか難しいようです。

ある社会の中で、
公共性をキープするために
個人の欲求を抑えてもらう、
という状況はよくあります。
社会のルールと個人の希望が
完全に一致することは多くありません。

人が二人以上いれば、
小さな社会になります。
あなたと恋人との関係も
小さな社会です。
その社会の中で
あなた個人の我慢が強いられている、
というのが今の状況なのでしょう。
「恋人の悪い冗談が二人の社会の公共性なのか?」
と言われると変な話なのですが、
社会を構成する個人個人には
どうにならない、という意味で
それに近いものなのではないかと思います。

ちょっと思いだしたのは、
アゴタ・クリストフという作家が書いた
悪童日記」という小説です。
戦時下のある国で、双子の兄弟が
自分たちの心を鍛えるために
わざとお互いに罵詈雑言を投げかけます。
最初は心が傷つくのですが、
次第に慣れて来てなんとも思わなくなります。
そうやって戦争という
「個人ではどうしようもならないもの」に
対抗するための強い心を作ったのです。
双子はこの強い心を使って
戦争で混乱する社会を
逆に利用できるようになっていきます。

恋人の発言を単なる冗談だと
受け取ることができ、
さらにその冗談を投げ返せるような
強い心ができたならば、
二人の関係は非常に豊かなものに
なっていくでしょう。
そのためにはこの双子のように
何らかの心のトレーニングが
必要になるのかもしれません。


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