行方不明のペットのためのタロットスプレッド
ときどきペットが行方不明になってしまった、というご相談をいただきます。
生死すらもわからず探し続けるのは大変なエネルギーを使ってしまいますね。
TAZNがそういったご相談のときに使っているスプレッドをご紹介します。
スプレッド
1 動機、原因(正位置:自発的なもの 逆位置:外的な要因)
2 生死(正位置:生きている 逆位置:死んでいる)
3 発見(正位置:見つかりやすい 逆位置:見つかりにくい)
ポジションの意味
1はいなくなった動機、原因です。
正位置の場合はペットが自発的にいなくなった、逆位置の場合は外的な原因で行方不明と読みます。
2は生きているのか、死んでいるのか。
正位置が生存、逆位置は死亡の可能性。
3は見つかるかどうか。
正位置が見つかりやすい、逆位置が見つかりにくい。
例えば「逆・正・正」と出た場合。
ペット本人の意思ではなく外的な要因で行方不明になり、生存していて見つかる。
「正・逆・正」なら、自らの意思で去り、もう死んでいるが死体や埋葬場所は見つかる、と読めるでしょう。
コートカードが出た場合
飼い主以外の人間の存在を考慮する必要があります。
例えば1にコートカードが出ればペットを連れ出した人、逃がした人など。
2はペットを助けた人、殺した人など、生死に直接関与した人物。
3は保護している人や死を看取った人、あるいは見つけてくれる人。
コートカード以外でも特定の人物を示すようなカードは同様に読むことができるでしょう。
またコートカードが出ても、他の人間の存在ではなくペット本人の行動態度を示す場合もあります。
リーディング例
例えば犬のプーくん(オス5歳)が行方不明、というご相談を受け、このようなカードが出た場合。
1 動機、原因:「ソードのペイジ」逆位置
逆位置はペット本人の意思ではありません。
コートカードは人間の関与の可能性。ペイジなので子どもが逃がしてしまったのかも。
このご家庭にお子さんがいるならその子か、あるいは余所の子どもが連れ去ってしまった。
理由は好奇心。この縄を解いたらどうなるんだろう?的な。
もしこれがカップのペイジだったら「この犬私が飼いたい!」という愛着からの連れ去り。
ソードのペイジが正位置なら、ペット本人に動機があるので「外の世界が見てみたい!」という好奇心からの脱走です。
2 生死:「運命の輪」逆位置
逆位置なのでプーくんはすでに亡くなっている可能性が高いです。
運命の輪なので、病気や老衰ではなく、交通事故など偶発的な死因ではないでしょうか。
正位置であれば様々なラッキーが重なって生存している、と読めます。
3 発見:「ハザードの2」正位置
正位置なので見つかります。
おじさんとゾンビが飼い主と犬のように鎖でつながれている絵、コートカードでありませんがある人間との関係性を示していそうです。
こういうおじさんに保護され飼われていたけれども、事故死の可能性がある、と読むことができます。
探せばこのおじさん自体は見つけることができ、そこからプーくんのお墓などにたどり着くことはできそうです。
トータルの絵面でも読む
どんなスプレッドでもそうですが、各ポジションで出ているカードや意味をバラバラに受け取ると誤読するケースがあります。
「見つかりにくい」と出た場合でも3枚の絵全体から「どうすれば見つかるのか」を解読し状況を逆転することもできます。
このスプレッドを使って失踪の概要を把握することで、飼い主が今後どう行動していけばいいかもはっきりするでしょう。