「月」THE MOON ゾンビタロットアドヴェントカレンダー
今日は月のカードについてです。
全体に非現実感が漂う絵。
夢の中で起きているような現実離れした空間。
巨大な満月、夜、霧に包まれた墓地とゾンビ、枯れ木、宙に浮くベッド、目を開いて横たわる女性、鍵をくわえ飛来するツバメ、宇宙と惑星、ホロスコープ。
月のカードにはシンボルがいっぱい
満月。月は満ち欠けのある星。サイクル。移り変わりのあるもの。足の早い星。移ろいゆく速度が早い。変化が激しい。太陽と対で扱われる。昼と夜。太陽の光の反射。日蝕月蝕。
惑星。天体の運行。刻々と変わるもの。決められたスピードで運動していく。
ホロスコープ。惑星が記号化、シンボル化されたもの。星の配置を読む。運命。
ベッドの女性。眠り。夢。空中浮遊。地に足の付かない状態。地上の出来事とは切り離された。非現実。フワフワ。ユラユラ。
鍵。閉ざされたものを開く。あるいは閉ざす。キーワード。ヒント。開けゴマ。錠前と対になるもの。
ツバメ。幸運の象徴。地上にとまらない鳥。渡り鳥。季節によって移動するサイクルを持つ。移住。人里に巣を作る。メッセンジャー。
墓地には枯れ木があり、全体にも寒々しい色合い。冬。そこに春の鳥であるツバメの飛来。
またツバメには死んだ愛する人の魂を運ぶという神話も。
ツバメがクローバーを加えている図案はよくある。幸運を運ぶ鳥、ならぬヒントをもたらす鳥。
夜。闇。暗さ。見通しが悪い。隠す。見間違える。
霧。夜霧。見通しの悪い。隠す。秘密。霧や闇に紛れて何かがやってくる。
墓地。死者の住まい。死。
ゾンビ。さまようもの。自我があるのかないのかわからない存在。
収拾がつかない
このカードは収拾がつかないんですが、この収拾がつかなさこそ、月のカードの持つエネルギーではないかと思います。
結局何?と言いたくなるようなあやふやさ、不安定さ、曖昧さをあらわしています。