ゾンビタロット占い師 TAZN

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3カードスプレッド① カードの意味のレイヤー化

自分がタロット占いするとき、3カードスプレッドをどのように読んでいるかを書きます。

スプレッドとは、タロットカードを何枚、どういう形で並べるか、というフォーメーションみたいなもの。
占いの用途によって、いろいろな種類があります。

3カードスプレッドはそのうちの一つで、3枚のカードを横一列に並べる形のものです。
シンプルで様々なケースに応用が効き、割とパキっとした答えが返ってくるのが特徴です。

こんな感じ。

3カード

3枚のカードの位置にはそれぞれ意味を割り当てます。
これは読み手が占い内容によって自由に決めることができます。
例えば、左のカードが「過去」、中央が「現在」、右は「未来」。

過去・現在・未来

時系列で、できごとやエネルギーの流れを読み取って行くことができます。

また、「過去・現在・未来」という一種類の意味だけでなく、もう一つの別の意味も重ねていきます。

例えば左から「肉体」「知性」「霊性」と割り当てます。
「肉体」はその人の欲求、「知性」は理性的にそうするべきだと考えていること、「霊性」はその人の魂が導かれている方向性。

肉体・知性・霊性

これは時系列の意味と同時に存在しています。

左のカードは「過去」であると同時に「肉体」。
中央は「現在」と同時に「知性」。
右は「未来」と同時に「霊性」。

1枚のカードに二つの意味が重層的に重なっているのです。

であると同時に

他にも、人間関係の場合は左が自分で右が相手、中央がその間で起きること、などを表す場合もあります。
これは占いの内容によって柔軟に切り替えていきます。

でも基本的には「過去・現在・未来」「肉体・知性・霊性」の2種類の意味を重ねるだけでも、かなり深い読みができるようになります。

占いとは「行動に結びつけられるもの」であれと思っています。
そのためには「こうすれば(もしくはこれをやめれば)どのように未来が動くのか」のように読み解く必要があります。

「過去・現在・未来」だけでは単純な未来予測だけで終わってしまう可能性があります。
相談者が何をしようとこうなっちゃうんだよ、という静的で固定化された予測、予言になってしまう危険性があるのです。

そこに「肉体・知性・霊性」を足すことで、相談者の動機や課題も見えて来て、ダイナミックに状況を動かす可能性を秘めた読みができるのです。

積み重ねられた意味の全てを使う必要はないのですが、状況によって意味を臨機応変に引き出してくることで柔軟に読み進みます。

意味のレイヤー化によって、少ないカードの枚数でも非常に豊かな答えを引き出してくることができるのです。