ゾンビタロット占い師 TAZN

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「ワンドの2」ゾンビタロットアドヴェントカレンダー

ゾンビタロットアドヴェントカレンダー、2017年は小アルカナのワンドを一枚ずつ取り上げています。
本日は「ワンドの2」です。

ワンドの2

ワンドの2

一人のゾンビの足元を走り抜ける二人の人間。
ゾンビはどちらを捕まえようか迷い、キョロキョロしています。

迅速な決断を迫られるから加熱する

二人とも美味しそうだからどっちを追えばいいのか・・・と迷っているうちに人間たちは逃げてしまいます。
瞬間的に判断を下さなければならない。
モチベーションが2つに分断されてしまうから、気持ちの揺れが発生します。

この2つに別れたモチベーションが摩擦を引き起こし、さらなる興奮を生み出していきます。
「どっちも諦められない〜!」とさらに欲求が加速する瞬間です。

制限時間のある二択クイズを次々解いていくような興奮状態

「制限時間は5秒! AかBか!?」の問いに「A!」と答え、正解だろうが間違いだろうが「では次の問題!」と新たなクイズが繰り出される。
そんなクイズ番組で回答しているところを想像してみてください。
おそらく問題に答えるごとに、心が熱くヒートアップしていくのではないでしょうか。

実はワンドの2では、正しい選択をすることよりも、2つの選択肢の間でどうエキサイトしていくか、が問われています。

時間をかけると優柔不断になり、エネルギーが衰退する

「懸命な判断をしなければ」と考える時間を取ると、ワンドの2のエネルギーは衰退します。
瞬間的な決断から生まれる、伸るか反るかのエネルギーが発揮できなくなってしまうのです。
選んだ結果をあれこれ考えるよりも「こっちに決めたぜ!」という興奮とエネルギーを生み出すことの方が重要なカードです。

第二のベクトルをぶつけることで加熱させる

人間側からすると「二手に別れて逃げるぞ!」という作戦。
あるいは「こっちの方が助かる可能性が高い!」「いやこっちのルートの方が!」と異なる自己主張が発生し、分裂したのかもしれません。

ワンドのエースでは、一ヶ所を見つめていれば良かったのですが、いつまでも一つのものだけに意識を集中させることはできません。
一点集中の熱意はやがて冷め、エネルギーが散ってしまうかもしれません。
しかしワンドのエースで生まれた熱意をどうにか維持し、増幅しようとするのが2です。

統合できない状況だからこそ摩擦してヒートアップする

第二のベクトルを投入し、わざと統合できない差異や違和感を作り出します。
分裂することで状況をかき混ぜ、波風を起し、状況を混乱させる。
騒ぎを起して引っ掻き回すことでエネルギーの増幅を期待します。

2つの方向性が摩擦を起こすことで、さらにエネルギーをヒートアップさせるのがワンドの2ではないかと思います。

zombietarot.hatenablog.com

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